1日の感想【第1号】
いつもはスキー部監督である石川先生が書いているのですが、今日からはその日の出来事や感想などを部員が書くことになりました。そして、今日担当する第一号の記載者は石川謙太郎です。よろしくお願いします。
さて、今日の練習は第二体育館でありました。いつもは気温が高くて暑いのですが、今日は比較的暑くなく、とても練習がいつもよりしやすかったです。そんな中、今日のメニューは、2時間ちょっとのコンディショニングトレーニングでした。いろいろな動きをするので身体のいろんな場所が痛くなりました。でも、これも強くなるためには必要不可欠なことなので、しっかりと頑張ることができました。そして、同じく部員の皆さんもしっかり頑張っていました。
部活後、先生に言われた言葉が心にしみました。『一本の木を見るのではなく、森全体を見ろ』 と。自分も何回も聞いている言葉なのですが、何回聞いても心に残る言葉です。今の自分では、上を目指せる準備が全く出来ていないなと改めて思わされました。言われてからでは遅いのですが、、今シーズンの自己目標を達成するには、今自分がしている行動はどうなのか?、これからどう変えていったらいいのか?、すべては『自分』次第です。そう考えると自分は今、人と同じ努力しかできていません。自分は『人と同じ努力をしても、それは努力とは言わない。』と思っています。言うことは簡単ですが、実際の行動に移せるか移せないかで大きく変わっていきます。
『有言実行』できるように、これからは何事も自分で決定し、自分でリスクを背負い、今シーズンの目標に合った行動をとることが出来るように、自分を成長させていきたいと思います。
3歩進んで2歩さがる
練習が終わってから帰宅までの帰り道、ふとタイトルの言葉が頭をよぎった。このフレーズは演歌歌手 水前寺清子の『365歩のマーチ』の歌詞の中のものです。(部員たちは知っているかな?)
今日は、午前ローラートレ(ミドルスピード含む)・午後ポールウォーキング&ジャンピングトレを実施。監督=コーチという立場での観察を繰り返す中で、軌道修正しなければならない事やもっと求めていかなければならない事などの数々が頭の中をよぎる。当然、求めていきたい方向は同じなのであるが部員11名すべてが何かしら違った動きとして表面化する。『今日伝えたポイントは良いが、あれは出来ているか?』『そのギクシャクした動きはなぜ?何か忘れていないか?』『いままで教えてきたポイントは整理できているのか?』などなど。前回別な意味で【木をみて、森をみず】と伝えたが、トレーニングにおいても、今日や今週の伝えたポイントいう木だけをみて、今まで教えてきた全体の森が見えていないなぁと感じた今日一日である。
【3歩進んで2歩さがる】まさにである。が、毎日1歩づつの進歩はしていることは事実であり、教えて理解したことではなく、身についた事が多くなっていくよう、更なる精進と努力、そして工夫と継続を続けて欲しい。
しかしながら、部員たちは至って元気である。写真は、今日の練習場所の近くで休憩と昼食を摂っているところの二枚。
【元気があれぱ、何でもできる!!!】 アントニオ猪木のフレーズですが、次シーズン【1.2.3ダー】で最高のゴールができるよう、頑張っていきましょう!
※追伸…今月30日~7月10日までの11日間、部員11名一人ひとりの1日感想をブログにアップする計画です。監督が入力担当となっており、出来る限り、時間を作る努力はしますが(いつも言っているので・・・)多忙な時は、スケジュール通りいかない場合があるかもしれません。ご了承願います。
北海道体育協会表彰
今年で第26回目となる北海道体育協会表彰に1年生の石川謙太郎・石川 潤・内田伸明の3名が選出され、昨日札幌市で開催された授賞式に参加しました。これは、昨シーズンの全国中学校スキー大会(岐阜県)で、個人クラシカル優勝の石川謙太郎並びに男子リレー競技において北海道初となる優勝に導く活躍をしたとのことが評価され、選出されました。本当におめでとう。
しかし、既に次の戦いはもう始まっています。中学日本一という頂点に対し、優雅にその眺めに酔いしどれている場合ではありませんよ。期待という重い荷物をまた背負い、更に険しい道を登る覚悟と行動を起こさなければなりません。
本校部員は『そんなことはわかっています。』という覚悟できた皆ですので心配はしていませんが、自分の可能性ある最大限の結果ではなく、経過ということを忘れてはいけません。まだまだ伸びます。『これ以上の成長はできない。』と思ったときが選手引退の時です。未来を描き、目標を描きながら努力し続けることが重要です。
時のトーマス・エジソンが電球の発明に対して、部下はここまでの実験を続けてきました。もう、無理なのではないでしょうか?との問いに対し、『もう半分以上の実験を繰り返してきた。残りはもう少しだ!』と答えたそうです。可能性を信じ、熱意を持って取り組むことこそが『不可能を可能にする。』唯一の道筋であり、今もなお世界記録が更新されていくのも、用具用品や施設その他の開発だけではなく、人間の限界値を伸長させる個人とそれを支え続けるスタッフの熱意と行動があることを忘れてはなりません。
この表彰式に当たり、北海道スキー連盟中学強化コーチであります須藤先生、心ある引率と励まし、お心遣いをいただいたことに対しまして、感謝申し上げます。また、今後ともにジュニア育成に対する熱心で温かく厳しいご指導をいただけますよう、お願い申し上げます。
前期中間テスト結果発表!
前期中間テストが今月の4、5、8、9日の4日間日程で行われました。前回のブログでもベスト10に入った部員を紹介しますと伝えていましたので、発表させていただきます。なお、部員すべてが体育コース所属ですので、コース内の順位となります。
【1学年】 1位 藤本 航希 平均90.4点
2位 鈴木 貴弘 平均88.4点
3位 石川 潤 平均87.7点
6位 石川謙太郎 平均79.9点
【2学年】 1位 原田実可子 平均89.2点
2位 藤田 佑平 平均81.7点
7位 松田 百花 平均68.0点
10位 細谷 佳奈 平均66.5点
【3学年】 1位 畑中 志乃 平均89.7点
2位 小野 智美 平均88.4点
みんな頑張りました。部員の10名がトップ10入りを果たし、その内、各学年毎での1,2フィニッシュという素晴らしい結果となりました。残念ながら入らなかった者もおりましたが、頑張った中での結果ですので、すべての責任を各自がしっかり受け入れた中で、次を目指し頑張って欲しいと願います。また、良かったからといって安堵するのではなく、『継続は力なり』ですので、引き続きの努力と頑張りを見せて欲しいと思います。すべては、自らの進路開拓のために・・・です。
基本的に勉強も部活動も、毎年毎年学ぶレベルが上がっていくものです。部活動で言えば監督とする私自身でさえ、昨年良かれと思ったことが、今年も良いとは決して限らず、常に時間経過と共に進化し変化していくものと考えています。これは『すべて古きを排除する』するという安易な考えでいるのではなく、より進歩するために必要な良いものは残し、悪きものは原因究明しつつ分析を重ね、慎重に決断をしながら、思い切って決断をしていくものなのです。
つまり、部員達が部活動以外の学習活動において、どのような学習活動を日々展開しているかということが私自身の選手を観察するバロメーターとなっています。常に、『新しく学ぶもの』『学んできたけれども確認するもの』を通しての学ぶという基本的姿勢であったり、受け取った情報を分析しつつ、いかに理解を深めているのか。そして、学んだ事を積極的に行動に移すことによって、学習活動の成果なり結果という形になって表面化してきます。
勉強と部活動は別物であると考えがちですが、共に結果を出すという過程に相違はありません。そして、学ぶことでのマイナスもありません。そんな総合的な人間力を身につけた部員達がいつか大きく羽ばたいていくことを心から願いつつ、また厳しく、時にはやさしく接する指導を展開していきたいと思います。
頑張れ!大林千沙OG
今日は、ミーティング日でした。今年冬のスケジュールを確認・今月末までのトレーニング計画の確認・訓話、それから来週の30日~7月10日までの11日間、部員の一人ひとりに感想を書いてもらい、学校生活の事や部活動の様子などをブログにアップするための計画を話しました。どんな感想となるか楽しみにしていて下さい。
さて先日、本校スキー部OGであり現役選手として頑張っている大林千沙が遊びにきてくれました。高校時代、全国優勝の筆頭選手までに育ったのですが、なかなか勝運に恵まれずの選手でした。3年次は世界Jr選手権代表となり、10番台の好成績を収めたのですが、その後帰国まもなくであったため、時差の関係もあり全国高校大会個人では2位が最高でした。しかし、リレーでは2走タッチ時点でトップと40秒差。監督とする私自身、逆転できる可能性のギリギリのライン(確立予想50%)であったのですが、誰もしていない腕まくり(寒いので)をして、『やってきます。』と告げ、激走。終わってみれば、余裕の優勝に貢献してくれました。ちなみに男子リレーも優勝を果たし、アベック優勝を達成した瞬間でした。
その後、もっと強くなりたいということで、青森の実業団チームを紹介し所属。20才でドイツ世界選手権に若手NO.1の日本代表として出場するまでに成長しました。しかし、チーム組織との考えが合わず、悩んだ挙句、大林を含めた数名メンバーが離脱。
2年前、彼女の挑戦はまた振り出しに戻りました。しかし負けん気の人一倍強い彼女。現在、山口県のサポートをいただき、第2の自分進化へ向けてのスタートを切りました。昨シーズンは、W杯出場ポイントもGETするなど、着実な目標を一歩一歩クリアしています。
現在、本校近くにある旭川を拠点にし、世界との壁に挑戦するために自ら妥協を許さないという覚悟で日常生活とトレーニングを日々厳しく送っています。見てください。本当に頑張っている者の笑顔は、いつみても良いものですよね。(写真:中央)
『失敗を恐れることを恥じるべきではない。恥じるべきは、挑戦を恐れることだ!』と彼女は身をもって伝えてくれています。
すべては今シーズン開催するパンクーバーオリンピックために・・・そして最高の自分を演出するために・・・頑張れ!大林OGと心から感じた日でした。