下宿生活パート1
下宿生活パート1は、3年の松田百花。青森県大鰐町出身です。スキーのみならず、親元から離れた生活で自分自身も強くなりたいと強い意志で入学した生徒です。しっかりと芯の強い生徒であり、着々と競技レベルも上がっていますので、今年の走りが本当に楽しみです。
【本人のコメント】
私が松下下宿さんにお世話になってから、もう約2年が経過しました。初めの頃は、とても不安だった下宿生活もおじさんとおばさんが親切にしてくれたお陰で、その不安もなくなりました。そして、毎日美味しいご飯を作ってくれることに本当に感謝しています。現在は、私の他に特進コースで剣道部所属の熊坂さんが入居しており、クラスも部活も違いますが、楽しく下宿生活を送っています。
旭大高に入学してから今に至るまで、自分がこうやって毎日学校に通い、充実した部活が出来ているのは、地元にいる家族のお陰なんだと実感しており、とても感謝しています。なので、家族の皆に良い報告が出来るように、毎日の練習や学業でしっかりと練り上げ、成果を出せるよう、頑張っていきます。
下宿のおばさんとのツーショットです。これかも美味しい食事をお願いします。
いつも、本人の体調不良時などの時にもいろいろな面でお世話になっており、ありがとうございます。
この1年間、よろしくお願い申し上げます。
(監督)
きれいに、そして大切に使っているようです。この部屋での生活もあと1年をきりました。いろいろと思い出に残せるよう、頑張ってください。
進化進展
8日から11日まで当部トレーナーをお願いしている高田先生が来校していました。10日・11日と当部のトレーニングをお願いしており、神経&筋連鎖トレーニング及び不安定の安定トレーニングなどをしていただいた時のこと。部員達の滑走動作に今ひとつ納得できないというか、引っかかりのあった原因が【これだ!】と気づくことができました。さすがは高田先生です。【見ているようで見えてない部分】のきっかけを与えていただきました。感謝です。
その夜の大切なミーティングでは、【その部分の強化はかけていなかった】という高田先生に対し、【気づくことが出来なかった】と反省しきりの私がいました。
いつもそうですが、【進化】するきっかけを高田先生からいただき、それを【進展】させる工夫を私がプログラムし、その知識と動作を繋ぎ合わせて練り上げ【進化進展】する部員達がいます。
このコラボレーションが非常に大切であり、それがなければ進化進展は存在しません。したがって、我が部に【マンネリ化】はありませんし、越えなければならない課題が沢山あるのが当部のスタイルです。
雪上は昨日で打ち切りとしました。雪はありますがトレーニング価値を考えると限界と判断した次第です。今日は、雪上とローラー感覚の差を確認する午前トレと午後はランニングというメニューをこなしました。とにかく30度近くある慣れない暑い暑い環境の中でしたが、越えなければならない重要な課題も出来、部員達と共に奮闘した今日でありました。
この次のアップは下宿生活と題して、地方から3名の部員がきておりますので、その様子をお伝えしたいと思います。お楽しみに!!
とうとう春がやってきました。
6月に入り、今年は遅くまで雪上トレができると思っていた旭岳にも春が訪れました。雨と気温の上昇により、雪解けも急激な加速をしています。
橋ゲタのある所は、特に温泉の暖かい水で解けやすく、コースが途切れてしまうのですが、いつも圧雪車のオペレーターである春菜さんが狭い道を巧みな操作でコースをつけてくれています。本当に感謝感謝です。
左に布袋と木材が置かれていますが、古くなった橋の改修を行うそうです。穴のあいた橋であったため、直ぐに解けてしまっていたこの橋の雪解けも来年は解消されるはずです。
春菜さんのコース整備のお陰で、このような6月でもきれいな雪質でトレーニングができる部員達は幸せ者です。
残すところ、この雪上トレも数少ない時間となることを部員もわかっています。ローラートレへ完全に移行するまでに雪上感覚とローラー感覚の誤差を確認することと、課題としていることに対する練り上げの調整に努力しています。
昨年は10月下旬から、この旭岳で雪上トレを開始しましたので約4ヶ月間の完全オフトレとなります。
コースの途中でエゾクロテンに出会いました。イタチ科ですので夜行性なのですが、あまり外敵がいないのか日中に顔を出して春の木の芽などをカリカリと食べていました。
春の山菜の代名詞ともいえるギョウジャニンニクが顔を出し始めました。採って食べたいのですが・・・ここは、国立公園内ですので撮影しか出来ません。
こちらはカバノアナタケというキノコです。幻のキノコとも言われており、ガンにも効くという市場では高値で売られているものです。
煎じて飲んだことがありますが、琥珀色をしており、利尿作用が促進される効能があると思います。無味無臭でした。
以上 遅れて訪れた旭岳の春を紹介しました。
前期中間試験
いよいよ明日から前期中間試験が始まります。3年部員も、希望する進学先も決定しましたので、後はその目標に向かった成績UP期待しています。また、2年部員は来年の進路先に向かって計画的にかつ評定がUPしていくような頑張りを期待しています。
何でもそうですが、丸暗記方式で覚えても、試験が終われば、すべて忘れてしまう方法では、何事も身につきませんし、応用が利きません。例えば、1年次に学習したパーツが頭の隅に残っていて、2年次の新たな学習の時に、そのパーツと組み合せたことで理解ができたとかとなると楽しくなると思います。そんないくつもの学習したパーツ同士を組み合わせていくと、面白いような発見や気づきができてきます。これは、スポーツでも同じことが言えます。今まで見ているようで見えていなかったことが今初めて見えるようになった等は、監督経験の長い私ですら現在もあるほどです。やはり、一生勉強です。
『言われたからやった、でるからやった』では、他人から指示された【点】に過ぎません。これでは、幾つになっても成長はしないでしょう。やはり、自らが進んで、まず【線】を想像し、そこに向かうために必要な【点】をたくさんの知識として身につけ、自らの将来に向かってその【線】をどんどんと人より高い方向へと伸ばしていくことが大切です。そんな自分の人生を点と線でデザインし、自ら力強く人生を開拓できる大人へとなって欲しいと感じた試験勉強専念日として休養に設定した今日の午後に感じたことでした。
雪上トレ
快晴となった昨日の雪上トレ。確認している走法に対し、スピードを上げてチェック。まだスピード段階では、出来ない部員をおりますが、全体としては満足できるぐらいの成長をしています。これから、まだ6月下旬ぐらいまで続く雪上でしっかりと土台を作り、本格的なオフトレに入りたいと思っています。
滑らない雪質ではありますが、超えなければならない課題も多く、皆真剣に取組んでおり、ポイントを押さえたトレーニングが出来ています。すべては“自分未踏”へ向かって・・・
テンポ良く滑らかに進んでいる感じがあり、トレーニング効果が表れて来ているなと実感しました。
下り斜面を利用してスピードが上がったところからのスラロームトレです。
この時期は、スキー操作系の練習も取り入れておりますが、難点は、高額なポールを折ってしまうことです。しかし、この練習は必ずシーズンに生きるため、関係なく続けています。保護者の皆様には申し訳ありませんが、ポール破損の際にはご協力願います。
今日の下りトレは、コースの無いところでも実施しました。自然の地形を利用しているため、スキー操作以外に判断力や決断力も養成するために行いました。木の根の開いた穴に落ちる者や、横に滑って流されてしまう者などもおりましたが、こうやって良い経験をして強くなっていきます。
この山の頂点ぐらいから滑り降りてきます。写真は登っているところですが、下を見ながらおっかねぇと言いながらも私はもっと上へと指示を出していました。
無事、怪我もなく終了したことを報告します。
5月下旬と言えど、まだ下のコースでこれぐらいの積雪量があります。さすがは北国旭岳です。この分だと6月中旬までは、コース内で滑走できそうです。
我らスキー部は、この大自然という旭岳の恩恵を受けて強くなっていきます。
まさにシーズンは『旭岳に始まり、旭岳で終わる』です。