いよいよ
本日、全国高校出場をかけた予選会と国体・全日本選手権をかけた大会の開会式がありました。
前大会終了後、それぞれの反省を踏まえた修正に取り組んできました。良い調整がそれぞれに出来上っての明日を迎えます。今日のミーティングでは短く、私からの言葉は『リラックス&チャレンジ』と伝えました。みんなわかってくれているはずです。
明日はどんな走りをしてくれるか…楽しみです。
【力む(りきむ)】とは【力無】と書きます。要するに『力が無い』ということです。したがって力の無い選手は常に練習から力んでいます。現在、そのような選手は当部には皆無といえます。
心も身体にも余裕があって円滑でしなるような動きが出来れば最高のパフォーマンスが発揮されます。後は余計な【欲】を持たず、やってきたことを自らの自信として運命に委ねることだと思っています。
また今日はNHKさんからの取材が入りました。目的はバンクーバー出場が決定した円&正子先輩に対する応援メッセージを伝えるという企画での収録でした。時間がかかりました。ディレクターさんからの要望に応えようとすればする程『噛んでしまった』、『言葉が合わなかった』等何回もやり直しをした場面もありましたが無事収録を終えました。
放映は2月に入ってオリンピック期間が近づいたら選手紹介に近づいたら選手紹介も含めて何回か放映されるそうです。部員みんなが心を心を込めたメッセージを伝えていました。北海道限定となるかもわかりませんが、その様子をテレビで見てあげてください。それでは、明日から始まるレースを部員達と共に頑張ります。
バンクーバーオリンピック出場決定!
昨日13日に冬季バンクーバーオリンピック日本代表選手が正式発表となりました。本校スキー部OGである夏見 円・石田正子の両選手が前回のトリノ大会に続く、出場決定となりました。本当におめでとう。夏見は、ソルトレークシティ大会からの3大会連続、石田はトリノ大会からの2大会連続出場となりました。本当は12月28日付で既に2人は決定していたのですが、その他の我がチーム出身選手で選考ライン上に乗っていた選手も複数いたため、あえて今回の報告とさせていただきました。残念ながらその希望は叶わなかったのですが、次回のソチ大会を目指し頑張って欲しいと願っています。
トリノ大会後の2人の大活躍は素晴らしいものがありました。札幌世界選手権で夏見が個人スプリントCLで5位入賞、その後のW杯で3位。石田は昨年のチェコリベレツ世界選手権10kmCLで8位、その後のW杯で30kmCLで遂に3位。また同大会で夏見・石田がペアを組んだチームスプリントCLで4位入賞という世界トップの仲間入りをした大活躍をしてくれました。
今まで世界の表彰台に立つ光景をどれ程、夢を見た日本選手・コーチがいたかは数知れません。これは日本にとっても本当に念願であり、やれるんだという希望の光を2人が射してくれたと言っても過言ではないでしょう。そして我がチーム出身者であり、教え子という私はこの上ない喜びを感じさせてくれました。
そして今回のバンクーバーです。昨年秋頃から2人の高校時代エピソードを聞かせて欲しいとの多くの取材が来ました。最後にいつも聞かれることですが、『バンクーバーへ行かれますか』と。今まで私が携わって指導してきた選手でこの2名以外に大高友美がバンクーバーとトリノの2大会出場していますが、いずれも現地応援に行けずで、本当に心苦しさはありますが、今の私の責任は部員の活躍を手助けすることですので、今大会も同様、オリンピック開催期間は、全国選抜・全日本選手権・国体の期間であり、前回に続くテレビ観戦となります。トリノの時は、国体の最中で午前2時頃から放映されておりました。レースの感想を聞かせて欲しいとの取材もあり、現地でBS放送先を探しましたが無く、唯一村長室にあるとのことでそこで一人観戦したという覚えがあります。
今回はたぶん早朝5時頃からの放映となると思いますので、早起きして影ながらの応援を精一杯したいと思います。
いつも2人に言うことですが、『レースを楽しむ』ことです。これさえ出来れば、間違いなく結果はついてきます。残り1ヶ月を切りましたが、そのための調整をどのように行うかが大切だと思っています。
頑張れ!自分未踏に向かって・・・
いよいよ出陣!
本日から名寄へ移動し、最終調整を行いながら、全道予選を迎えます。大会日程は下記の通りです。
全道高校大会兼全道選手権大会(会場:名寄市健康の森クロスカントリーコース)
19日(火) 開会式(15:00~名寄市民会館)
20日(水) 女子 5kmCL(10:00開始)、男子10kmCL(11:00開始)
21日(木) 女子10kmCL(10:00開始)、男子15kmCL(11:00開始)
22日(金) 男子リレー(10km×4【1.2走CL+3.4走F】)10:00開始
女子リレー(5km×3【1走CL+2.3走F】男子2走走行中にスタート
この大会は、全国高校予選と国体及び全日本選手権大会の出場をかけた大会となります。全国高校出場は、本校選手から上位3名が選出。(なお、上位4番目選手は補欠となる。)リレーは、失格行為さえなければ、男女とも通過します。また、国体はCL競技にて男子上位5名・女子上位3名が決定。残りの1枠づつがF競技で3位以内に入賞することが条件となり、選考会にて決定することになります。(国体選手:男子6名・女子4名)全日本選手権は、既に昨年のSAJポイントで出場枠を獲得している男子:藤田、女子:畑中・小野・松田・細谷ほかはこの予選会で決定となります。リレーは、女子が昨年5位のため特別枠で出場可、男子は、冬戦教A・B、日本大学を除く3位以内に入れば出場可となります。
2月以降の全国へつながる大事な予選会となりますが、リラックスしてレースを楽しめるような状態になれば、生徒達のギアも最大となるはずです。またリレーは、男子が3年ぶりとなる出場となり、女子は全道高校18連覇を目指します。
楽しみです。それでは、行ってきます。
パッチワークと技術
【パッチワーク】とは、いろいろな布片や皮皮片などを縫い合わせ、ある図柄や模様を作る手芸、つぎはぎ細工とある。
技術指導する際、全体的な動作に対し、それがうまくかみ合わない部分を指導するのだが、その指摘された部分のみを意識し修正するといったことが多くある。パッチワークのように指導された箇所をつぎはぎ細工のように張りぼて状態で重ねていっても良い動作(円滑なる動作)は生まれない。指摘のある部分を自ら一枚の布にしていく練り方の時間が大切となってくる。世界一流選手の動作は滑らかで美しい。まさに芸術品と言っても過言ではない。そういう動きを自らイメージして、自らと重ね合わせていくことが重要となってくる。力が入る、動きが硬い、力んでしまったなどは、普段からそのような練習をしている他にならない。
『木を見て森を見ず』イコール『森を見て木を見ず』といったバランスを考え、限られた練習時間に集中することが、競技力向上の最大の近道といえる。
結果が出ないことを悔やみ、悩んだところで結果がつくか。なぜ出ないかを分析し、次なる行動へと進んでいるかが最大の鍵となる。
札幌大会終了後から取り組んでいる修正課題に対し、久しぶりのスピードトレを行った。しっかりと練られてきている部員達に対し、良いトレーニングが出来ているなと嬉しく感じた。
『例え転んでもただでは起きない』というスピリッツがある以上、更に進化し続ける部員達の更なる向上に心から期待したいと思った今日である。
札幌2戦大会終了
伊藤杯大会・札幌トヨタ杯大会が終了しました。成績は下記の通りです。
男子10KMCL(高校組)
5位 石川謙太郎
7位 石川潤
9位 藤田佑平
23位 鈴木貴弘
28位 内田伸明
43位 藤本航希
男子10KMF(高校組)
4位 藤田佑平
5位石川謙太郎
8位石川潤
13位鈴木貴弘
28位内田伸明
30位藤本航希
女子5KMCL(高校一般組)
8位畑中志乃
13位細谷佳奈
14位原田実可子
15位小野智美
22位松田百花
女子5KMF(高校一般組)
10位畑中志乃
16位小野智美
25位細谷佳奈
28位松田百花
33位原田実可子
この大会は、バンクーバーオリンピックの代表選考の参考となる大会でもあったため、有力選手も多数参加し白熱した大会となりました。高校では北海道勢の他青森・秋田の選手が参加しました。このコースは2月の全国高校大会でも使用されるコースであるため、そのシュミレーション的な大会と位置付けて参加しました。
年始に行われた3大会で感じたことは後半になる連れてタイムアップしているのですが前半の遅れが成績に響いており、ここの修正にこれから入りたいと思います。また年末年始にかけて調整を行わず課題克服に取り組んできたため、多少の疲労によってリザルトダウンした選手も見受けられますが問題なしと感じています。いよいよこれから19日開幕となる全道予選に向け、最終の調整段階へと入ります。ここ札幌で9日まで滞在し、走法の最後チェックをじっくりと行い力を貯めていきたいと思います。