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パッチワークと技術

 【パッチワーク】とは、いろいろな布片や皮皮片などを縫い合わせ、ある図柄や模様を作る手芸、つぎはぎ細工とある。

 技術指導する際、全体的な動作に対し、それがうまくかみ合わない部分を指導するのだが、その指摘された部分のみを意識し修正するといったことが多くある。パッチワークのように指導された箇所をつぎはぎ細工のように張りぼて状態で重ねていっても良い動作(円滑なる動作)は生まれない。指摘のある部分を自ら一枚の布にしていく練り方の時間が大切となってくる。世界一流選手の動作は滑らかで美しい。まさに芸術品と言っても過言ではない。そういう動きを自らイメージして、自らと重ね合わせていくことが重要となってくる。力が入る、動きが硬い、力んでしまったなどは、普段からそのような練習をしている他にならない。

 『木を見て森を見ず』イコール『森を見て木を見ず』といったバランスを考え、限られた練習時間に集中することが、競技力向上の最大の近道といえる。

 結果が出ないことを悔やみ、悩んだところで結果がつくか。なぜ出ないかを分析し、次なる行動へと進んでいるかが最大の鍵となる。

 札幌大会終了後から取り組んでいる修正課題に対し、久しぶりのスピードトレを行った。しっかりと練られてきている部員達に対し、良いトレーニングが出来ているなと嬉しく感じた。

 『例え転んでもただでは起きない』というスピリッツがある以上、更に進化し続ける部員達の更なる向上に心から期待したいと思った今日である。

  • 投稿日:2010年1月13日

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