世界の壁(世界Jr選手権参戦)
石川謙は、1月18日に旭川を出発し、19日成田発AIRでエストニア・オテッパに向かい、人生初となる世界大会へ出場しました。成績は以下の通りです。
・15KMF31位、スプリントCL25位(FINAL進出)、20KMパシュート22位、リレー11位(1走12位)※エントリー数(個人103名、団体18チーム)
初めての世界大会参戦、自分の力量がどの程度通用するのか?を確認したいと出場した大会でありました。昨年春から全日本選手権等で入賞ラインの成績がないと世界Jr入賞は難しいと言っておりましたので、着々と努力を積み重ねて成長しておりましたが、獲得ポイントを確認する限りトップラインは、それを上回る成績でした。世界主要国のチルドレン及ばジュニア強化が進んでいるなと痛感しています。ディスタンス種目でいうとトップとの差が2分くらいあります。本人との談話をしていないので何とも言えませんが実力発揮できなかったのではなく、力不足だと感じています。本人も何かを必ず肌身で感じ取り、その何かを掴んで帰っ来るはずです。その差をこれから、そして来年に向かって、どう強化しなければならないのか?その差はどこにあるのか?などを分析しつつ、強化方向の見直しを図らなければならないなと感じています。いずれにしても、この良い経験をした石川謙が間違いないく、チームにとっても良い影響力をもたらし、チームの底上げ向上になると確信しています。
現在OBで世界を渡り、対等に活躍している夏見・石田も、そんな経験を何年も積み重ねて今の位置にいます。やっと世界の山の頂きの高さを知っただけのことであり、これからその険しい頂きに向かってルートを探り、果敢にアタックする勇気と情熱、そして決して諦めない強い心がこれから必要となってきます。そんな準備をこれからしつつ、力強く邁進していきましょう。
追伸…全日本コーチスタッフの皆様、長期間に渡る遠征に対し、選手サポートの数々をいただき、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
全国高校調整合宿
1月26日に旭川を出発し、27日より全国高校大会の会場である岩手・田山に来ています。地元関係者の情報によると、例年にないくらいの大雪と気温の低くさであるとのこと。降雪と風が常にセットになっているかのように毎日吹雪いています。気温も朝-10度、日中-5度くらいで推移しており、夏に予想していた通り、暑い夏の冬は寒いという予言が的中しています。やはり大自然界は陰と陽のバランスをちゃんと調整・調和しながら生きているのですね。そしてそこに生かされている私たちも『暑っ!』『寒っ!』という我が儘発言を慎み、自然界との調和を図らなければならないなと感じる今日この頃です。
現在、全道大会までの反省を活かしながらの調整トレーニングを練り上げているところです。心も体もアクセルに(ポジティブ)に!をモットーとして、コース攻略や戦術なども交えた準備を着々と進めています。本番は心静かに集中できるよう、出来る限りの万全の準備体制を整えて行きます。
石川謙も世界Jr選手権(別にUPします)を終え、2日に合流しますので、久しぶりに全員が揃うことになります。旭大旋風が巻き起こせるよう本番までしっかりと準備をしていきたいと思いますので、ご支援・ご声援の程お願いします。
北北海道高校大会終了
UPが遅くなりましたが、全国各種大会に通じる予選会がすべて終了しました。なお、この大会は全国インターハイのみならず全道選手権大会(国体・全日本選手権予選会)も兼ねていた大会でありました。
成績は以下の通りです。
・北男子 10kmCL 優勝石川潤、2位鈴木、4位藤田、7位内田、18位藤本
15km F 優勝鈴木、2位石川潤、4位藤田、9位内田、18位藤本
リ レ ー 優勝 (1走内田・2走石川潤・3走鈴木・4走藤田)※2年連続
学校対抗 優勝※7年振り
北女子 5kmCL 2位原田、3位松田、6位細谷
10km F 2位細谷、3位原田、5位松田
リ レ ー 優勝 (1走松田・2走細谷・3走原田)※20年連続
学校対抗 優勝※2年連続
ミスや体調管理を怠らないよう着実に全国レベルに行こう!と調整をしてきましたが、結果は問わず、まだまだ生徒達も私も満足の出来る内容でなかったことは明らかです。動作・戦術なども含めてきっちり調整をしてきましたが、何せ真面目な生徒達ばかりですので、指摘のあることは諦めず、納得の行くまで繰り返します。すべては全国レベルで結果を残すことにありますので、まだまだ調整過程であることは間違いないのですが・・・・
課題指摘を必ずクリアしなければ結果を残せない=不安感を持っての大会となっていたようです。つまり、次の結果(予選会)をワクワク感、ドキドキ感を持って楽しんでレース参戦を出来ていなかったということが、個人競技終了後に気付き、ミーティング。最終日のリレーでは伸び伸びリラックスした走りをしていました。
私もこの学校に赴任しコーチ⇒監督として20年、毎年チームカラーも変わる中で指導も変化するのですが、何年監督をやっても奥が深い。また今回も生徒達から学ばさせてもらいました。
次は、26日に学校を出発し、全国インターハイに向けた調整合宿に出発します。
常に進化し続ける生徒と私と旭大高スキー部をこれからもよろしくお願いします。
追伸…石川謙は、無事21日エストニア/オテッパに到着。時差も感じないぐらいの元気さ で世界Jr選手権代表組が到着したとのメールがありました。そういえば、出発前『世界と今の自分がどれだけの差があるのか?を確認したい。ワクワクする!』と言っていたことを思い出す。心の状態は良さそうである。日程は25日開会式、26日10kmF、28日スプリントCL、30日10km+10kmパシュート、31日4×5kmリレーとなります。皆さん、ご声援の程お願いします。
新春レース終了
2011年新春レースが終了しました。結果は以下の通りです。
◎全日本旭川大会(男子10kmF・女子5kmF:1月4日旭川市開催)
・男子 優勝 石川謙、3位鈴木、4位石川潤、7位内田、8位藤田、12位藤本
・女子 4位細谷、6位原田、7位松田
例年に無く、富沢コースが雪不足のため、2,5kmコースの周回で行われました。優勝した石川謙は、一般も含めて2位のタイムを出し、安定した好調さを保持しています。比較的コースが緩やかであったため、スキー利用ができる者とそうでない者の差が大きく結果に出てしまった大会となりました。
◎伊藤杯全日本チャンピオンレース(男子10kmCL・女子5kmCL:1月6日札幌市開催)
・男子 優勝 石川謙、2位石川潤、3位鈴木、8位藤田、12位内田、28位藤本
・女子 32位原田、40位細谷、43位松田
男子は、3位まで独占。(写真下)女子は一般を含めたレースとなっておりました。年末からの課題に対し、男子はリンクしてきた感がありますが、女子がまだまだといった感じです。石川謙は一般も含めて11位。2位の石川潤に1分差をつける快走をしていました。
◎札幌トヨタ杯全日本クロカンレース(男子10kmF・女子5kmF:1月7日札幌市開催)
・男子 2位石川謙、4位鈴木、5位石川潤、6位藤田、15位内田、19位藤本
・女子 32位細谷、40位原田、49位松田
気温マイナス10℃と冷え込んだ中に吹雪となったため、スキーがきしむ中でのレースとなりました。男子は6位入賞の中に4名が入りました。女子は昨日と同様の一般を含めての結果となっていますが、なかなか調子が上がってこないという結果になってしまいました。
8日の本日は完休とし、9日からトレーニングを再開。全道大会前の最後の調整に入っていきます。走りをビデオでもチェックしましたが、ここに出ているのか?という確認ができましたので、全道大会の10日間の調整でしっかりと仕上げていきたいと思います。
また、石川謙は、世界Jr選手権大会出場が決定しました。19日日本を出発し、会場となるエストニア/オテッパに出向きます。したがいまして、全道大会には出場せず、帰国2月2日から岩手に移動し、全国高校前に合流するスケジュールとなります。一般を含めて10位ぐらいの結果を常に出しており、世界Jrの10位以内ぐらいの力量はあると感じています。こちらも出発前の調整をしっかりと行い、万全の状態で出向かわせたいと思います。
写真 左:鈴木(3位)、中央:石川謙(優勝)、右:石川潤(2位)が上位独占し、喜んでいる姿です。
7日男子Fで6名中、4名が入賞GET。2位:石川謙、4位:鈴木、5位:石川潤、6位:藤田となりました。
大晦日
2010年の最後の日を迎えました。二度と訪れないこの年の365日という時間を懸命に生きてきたか?といつも感じてしまいますが、とにかくこの1年、足を止めることなく、多少重い足取りになる時があっても、常に前を見失わずに突き進んできたと思います。そして、就寝時間を除いて、活動している時間の多くは、現在の部員9名との共有時間が一番多いのも事実です。常にいかに速く走るか?を追求する中で、時には悩んで、時には涙して、時にはこの感覚だと一人走りながらニヤニヤしたりなどを繰り返しながらも、決して私も部員達も妥協することなく、明るく前を向いて突き進んできた1年でした。
そして、我がスキー部にとっての財産といえば、いろいろな多くの【出合い・出会い・出逢い】を通して、いろいろ人とのつながりを通し、多くの方々に支えてくださったことに尽きます。
年末の大会では、なかなか結果に結びつかない部員もおりましたが、決して決して諦めないのが我がチームの特徴です。まだまだ加速していく部員達の活躍を今後とも見守っていてください。
本日、2010年の最後のトレーニングを終えた部員達です。(紋別郡遠軽町白滝コースにて)
今後とも何卒よろしくご支援・ご協力の程お願いします。
追伸…このブログも最低週1回ペースを出来るだけ守ろうと努力してきました。来年はもう少しペースアップできればと思っていますので今後ともよろしくお願いします。(監督)