2年未来創成コース「テーマ別活動」3回目
10月9日(金)、2年生の未来総合「アイヌ文化・商品開発・まちづくり」のテーマ別活動3回目が行われました。
アイヌ文化は、1回目で学んだアイヌの方々の「衣・食・住」についての基礎知識を実際に目にすることで、より深いものにするのが目的でした。今回は「住」に焦点を当て、アイヌ文化の森・伝承のコタンを訪れてみました。アイヌ民族の家である「チセ」があり、当時の集落を思い描けるようになっていて、今でも儀式のときには使用されているようです。生徒たちも生活の一端を垣間見ることができたようです。いよいよ来週からマタンプシの作成に取り掛かります。
商品開発は、株式会社「明治」さんにお越しいただき「食べること!」についての講義をしていただきました。これから全7回に渡り学習していくことになります。高齢者の状況や食品が与える影響などを学び、食欲を促進させるための「ミルク体操」を全員で実施しました!また、授業の最後には「食品ロス」についてクイズ形式での理解をしました。
ものづくりは、前回からスタートしたスプーン作りの続きを行いました。今回はスプーンの溝となる部分を彫刻刀で削り、持ち手となる部分を糸鋸やナイフで切り落とす作業でした。なかなか滑らかな溝に仕上げることが出来なかったり、糸鋸を上手く扱えなかったりと苦戦していましたが、講師の方のアドバイスのもと、生徒それぞれが納得できるまで取り組んでいました。いよいよ次回はスプーンの完成を目指します。
未来創成コース1学年 屯田まつり活動(前半)終了
10月6日(火)未来創成コース1年生の屯田まつり活動が行われました。来年度、新入生のサポートができるように練習しています。希望調査を基に前半と後半に分かれ、少しでも多くの種類を経験できるように工夫しながら実施しています。今回で前半が終了しましたが、山車絵担当生徒は、かなりコツをつかんだようでした。楽器担当生徒もかなりレベルアップしました。
2年テーマ別活動(未来総合)2回目
9月25日(金)、2年生の未来総合「アイヌ文化・商品開発・まちづくり」のテーマ別活動2回目が行われました。
ものづくり2回目は、スプーン作りに挑戦しました。木材には、北海道から九州まで広く分布する落葉広葉樹であるクルミ(オニグルミ)を使い、クルミの果実をつぶして採れた油を木材加工の工程にも利用できることを教えていただきました。まずは、自分がどんなスプーンを作りたいか、使いやすさや持ちやすさなどを考察しながら、クルミの木に墨付けをしていき、彫刻刀を使ってスプーンのヘラの部分を彫る作業を行いました。彫刻刀の使い方や扱い方を学び、生徒たちは小学生以来の彫刻刀を手に喜びながらも真剣に作業をする姿がみられました。次回は、スプーンの形に加工する工程に進みます。


アイヌ文化2回目は、校外学習(人喰い刀岩・旭川市立博物館)を実施しました。1回目に学んだ基礎知識を、実際に目にすることでアイヌの方々の「衣・食・住・言葉」についての知識を、より深いものにするのが目的でした。生徒たちはメモを取りながら学習に励んでいました。
商品開発2回目は、商品開発するために必要な基礎知識を学びました。まずは旭川市の人口や財政、年齢層や産業などを学び、どのようなものを商品化していくか、またターゲットはどういう人たちにするかなどを考えました。後半では食品の開発をするうえで「人間の健康」について考え、今の自分は「健康」な状態であるか、健康とは何かを考える時間となりました。どのようなものをどれだけ食べるのか、睡眠時間はどれくらいが適切なのかを学び、自分にあったライフスタイルを作り上げることを考え、これからの商品開発に結び付くように学習しました。
2年テーマ別活動(未来総合)がスタートしました
2年生の未来総合学習「アイヌ文化・商品開発・まちづくり」のテーマ別活動が9月18日から始まりました。「アイヌ文化・商品開発・ものづくり」の3つのテーマに分かれ専門的に学んでいく活動です。「アイヌ文化」では、アイヌ民族文様に関する民芸品の作成やアイヌ文化ゆかりの地を巡りアイヌ文化の理解を深めることを目指します。「商品開発」では、旭大高ブランド商品開発に向けて試作段階までを目指します。「ものづくり」では、木育学習として、木を知り、木を生かし、木工作品の制作を目指します。
商品開発1回目は、食べ物の商品開発をする上で大事な食中毒について家庭科の高石先生がスクリーンを使ったり、アニメ動画を見せたりして食中毒の恐ろしさや予防について指導してくれて多くの事を学ぶことが出来ました。生徒たちは視覚を通して食中毒の恐ろしさを実感しておりました。

アイヌ文化1回目は、「アイヌ民族:歴史と現在」と題し、「アイヌ語・衣服・食・住まい」に関することをクイズ形式で学びました。また、次回の校外学習(人喰い刀岩・旭川市立博物館)に向けてアイヌ伝説イペタムスマの物語を学びました。

ものづくり1回目は、木を切る作業を体験しました。白樺とナラの薄い板に、差し金を使いながら墨付けの部分を測り、鋸で切りました。木材の種類について、切りやすさの違いや鋸の使い方を学びました。生徒たちは、薄い板版に悪戦苦闘しながらもコツを掴み、切り進めることができました。切った板を網のように重ねて組み合わせ、最初の一枚を外すと飛び跳ねるように板が飛ぶという遊びを体感し、木のしなり方を学びました。次回は、スプーン作りに挑戦します。

3年テーマ別活動(未来総合)報告
3年生の未来総合学習「アイヌ文化・商品開発・まちづくり」のテーマ別活動が8月20日から始まっています。「アイヌ文化・商品開発・ものづくり」の3つのテーマに分かれ専門的に学んでいく活動です。
アイヌ文化では、3年生は「アイヌ文化の伝統の継承と発信方法を模索する」を目指します。昨年アイヌ記念館副館長の川村久恵さんから教わったアイヌ語学習のまとめが、コロナの影響でできなかったので、1回目と2回目をまとめ学習にあてました。3回目からは「アイヌ文化を知ろうⅡ~地名から読み取るアイヌ文化~」と題し、旭川市に点在する「アイヌ語地名表示板」を巡り、旭川市民をはじめ、市外から訪れる方にもわかりやすいマップづくりを目指しています。どのようなマップができるか今から楽しみです。
商品開発では、昨年度考えた「旭大高ブランド」コロッケ(ジンギスカン味・チーズ味)を商品化し、学校祭や屯田まつりで販売する予定でしたが、コロナの影響で中止となりました。しかし、自分たちで考えたものを形にしたいとの思いから、昨年度の反省を活かして家庭科の小林先生にアドバイスを頂きながら、コロッケを作り自分たちで試食しました。とても美味しいものができたようです。また、2回目の調理では3年生の先生方にも試食して頂き、アンケートを取りました。特にジンギスカン味は好評でした。
ものづくりでは、昨年度、自分たちで伐採してきた白樺を加工する作業を引き続き行っています。これまで丸太からノコギリで作品に必要な分を切り出し、ノミと金づちで大まかな形に削りました。今は彫刻刀で細部を彫り込んだり、ヤスリがけの段階に入っています。小さな小物を丁寧にヤスリがけする人や、素材を生かした粗削りな作品に取り組む人もいます。約10時間かけた活動でどんな作品が完成するのか楽しみです。