昨シーズンの反省と来シーズン目標【その3】
このシリーズが暫く空いており、大変申し訳ありません。今回は、3年の鈴木貴弘です。
昨シーズンは、全国高校リレーで4走という大役を務め、見事優勝に貢献してくれました。私の指示通りというか、そういうイメージ通りの展開となりましたが、そんな中で冷静な判断力とラストスパートをかける決断力には見事というしかありません。中学2年次から本格的に始めた生徒であり、まだまだ伸びしろの多い選手です。今後も大いなる飛躍に期待したいと思います。
それでは、本人談を紹介します。
【昨シーズンの反省・今シーズンの抱負】
昨シーズンは、安定した成績が出せませんでした。その原因は、滑走フォームが12月まで出来ていたことが、3月のレースでは出来なくなっていて、何とか踏ん張っての力感あるレースをしてしまい、疲れが中々取れない中でのレースとなってしまうなど、いろいろな原因があげられますが、何よりもまだまだ実力不足だと感じたシーズンとなりました。夏季および雪上トレニングでの練り上げがまだまだ甘かったと痛感しています。でも全国高校のリレーで優勝できたことは、記憶に残る思い出となりました。念願であった優勝ができたのは、全スキー部員、石川先生、WAXマンの方々、応援してくれた方々など、多くの方々の支えがあって達成できたのだと思います。とても感謝の気持ちでいっぱいです。
今シーズンは、早くも高校最後のシーズンとなります。今シーズンこそは安定して上位争いに食い込めるように頑張ります。昨シーズンはインターバルスタートのレースで自分のペースがつかめなかったので、その改善を図ること。また、ストライドでスピードを得ていくというよりも、何とかピッチで頑張るというレースをしていたので、一歩のスキースピードをいかに得るかを課題に練り上げていきたいと思います。
今年は新入部員も入り、後輩が出来ました。先輩としての自覚と行動にもっと責任を持っていきます。また、進路選択も今年の大きなテーマとなります。自分の将来のことも考え、悔いのない進路を選択したいと思います。
高校最後の年。部活動・学業のすべてに全力で取り組んでいきます。
ゴールデンウィーク練習会終了
遅れましたが、30日から8日までの9日間、休むことなくビッシリと質の高いトレーニングを積むことができました。途中、激しい筋肉痛を起こしつつも、動き続けることができたのは、現在行っているトレーニングの成果であると断言できます。
そして、今回また新たな課題も見つかり、今週から7月の夏休みに入るまでにしっかりとした身体作りと6月上旬までとなるスキーイングとをリンクさせながら、より確実なものにしていこうと思います。
遅れていた桜前線もやっと来たようで、校内の桜も5分咲きとなってきた今週は、今年度全日本Jr指定を受けている3名(石川謙太郎・石川潤・田中ゆかり)が、東京JISSにおいて10日~13日まで体力測定合宿で遠征中のため、残っている5名の部員でゴールデンウィーク期間中に行ったコントレの動作確認などを行いながらのトレーニングを実施しておりますが、この強化が順調に進行すれば、昨年にない成果がもっと期待できると確信しています。
この期間、ビッシリと担当していただいた高田先生には、本当に感謝しております。このお礼は必ず部員共々、結果でお返しできるよう、決意新たとなる練習会となりました。
参加された選手の皆さん、大変ご苦労様でした。これから、更に練り上げるトレーニングに精一杯頑張っていきましょう。
5月のパウダースノー
昨日、旭岳にて雪上トレを実施してきました。一昨日の寒気の影響で大雪となり、積雪が20cmほどの乾雪であったため、クラシカルではBOXを塗っての練習となりました。5月に入ってからの乾雪でのトレーニングは私の記憶には無いぐらいの出来事であり、びっくりすると共に最高のコンディションの中でみっちり練り上げることができました。
この練習会も中盤となり、来シーズンへ向けた基礎トレーニングを中心に行っていますが、動かせなかった身体箇所を動かしたり、動く者はその箇所を強化することで、かなりの筋肉痛となっていますが、成長するための痛みと感じて頑張って欲しいと思います。
何事も【ハイリスク・ハイリターン】がなければ大きな成長や発展は望めません。そのリスクが大きければ大きい程、得られる結果も必然と大きくなります。
今日は午前中、体育館でのコンディショニングトレ、午後は雪上トレを行います。
しっかり頑張っていきましょう!
ゲスト
本校は4月29日から5月8日までの10日間、ゴールデンウィーク休みとなっており、30日より日大女子、その他シニア選手希望者を含む23名での合同強化練習会を8日まで実施しております。
昨日はゲストとして北海道大学医学部スキー部6名が来校し、午前中行われた講義及び午後からのコンディショニングトレに参加しました。
午前の講義では、宇宙・自然界の原理原則となる物理学や生物学などを中心にあらゆる方向からクロスカントリースキーを検証していく中、さすがは医大生です。右脳と左脳をフル回転させながら、疑問点などを高田先生にぶつけつつ、基礎医学と臨床医学の違いから、今世界が目指しているスポーツ理論を解説すると、皆さん納得してくれました。
『・・・ということは、今までの考えて実践してきたものと違う方向性だ!』と気づいておりました。
午後からは、講義内容に合わせたコンディショニングトレほ午後1時から5時までフルに運動。大汗をかきながら【ムチャ面白いし、楽しい】と必死に頑張っていました。
頭脳回転の速い彼らは、何かを感じてくれたと共に、今後また何かの疑問をこちらに投げかけてくれそうです。こちらも非常に楽しみですし、そんなリンクがまた新たな発見につながり、新しい方向性が見えてくると思います。
今日のトレーニングは、旭岳にてスキートレーニングをしてきます。昨日、かなりの積雪になったとのこと。5月のパウダースノーという最高条件でのスキーができるか楽しみです。
それでは、行ってきます。
昨シーズンの反省と来シーズン目標【その2】
今回は、3年石川謙太郎です。
昨シーズンは、本人の最大目標であった『世界Jr選手権大会に出場し、入賞する』でしたが出場は果たしたものの、入賞出来ず悔しさは残ったものの、新たなステージへ向けた課題も見つかり、収穫のあるシーズンだったと感じています。
それでは、本人談を紹介します。
【新たな一歩に向かって】
来シーズンの目標は、ユース五輪優勝、世界Jr選手権入賞です。
この目標に設定した理由は、昨シーズンに出場した世界Jr選手権で世界との壁を痛感したからです。その大会のスプリント競技では僕と同年代の選手が予選トップ通過、決勝2位という成績を出していました。すでに高校2年生でありながら、世界Jrのトップで活躍する選手を目の当たりにし、とても刺激を受けました。気持ち的にまだ若い年代と自分自身感じていましたが、その考えも甘かったと反省しています。
とにかく今年は世界Jrのトップレベルに近づくために、身体柔軟性や人間性、そして目に見えない感覚的な動きを自分なりに求めて練習を積み重ねます。
僕の好きな言葉で【「誰か」がその記録を破るはずだった。その「誰か」になりたかった。】という言葉を残したのは、ロサンゼルスオリンピック陸上競技で4種目制覇を果たしたカールルイスです。
僕も、いつか必ず日本人で為し得れない世界で勝つ【誰か】になれるよう、日々しっかりと練習をしていきたいと思います。
来シーズンも応援よろしくお願いします。