80歳! 三浦雄一郎さんのエベレスト登頂記念講演会
去る9月25日(水)、クラーク記念国際高等学校主催による校長三浦雄一郎エベレスト登頂記念公開講演会を聞く機会に恵まれました。
地上で最も高い8,848mのエベレストに70歳(2003年)、75歳(2008年)と過去2度の登頂成功。そして、この度の80歳にして3度目の登頂成功の体験談でした。 「史上最高齢の登頂記録」として歴史にその名を刻みました。
1世紀程前にはじまった人類の南極点・北極点・エベレストへの挑戦など冒険家たちの歴史をひもとく話からはじまりました。頂上を目指すには過酷な条件が待っており「死力を尽して登る」と言う言葉が印象的でした。
8,000mを超える山頂付近は酸素が地上の3分の1しかなく、何も準備しなければ、5分以上いたら人間は命を落とす世界であり、そのため酸素ボンベ、酸素マスクを常に携帯し相当な重量を背負うようです。
会場から「登る時は頂上を見ながら登るのですか?」という質問には、「もちろん頂上を見ることもあるが、一歩一歩足もとを確かめながら登ります」「夢には人間をかりたてる何かがある、今自分が出来ることをコツコツとやることが大事である」と語るなど、感動の講演会でした。何らかの機会で本校生徒にも伝えていきたいと思います。
クラーク国際高校の生徒、教職員の皆さんの笑顔で親切な対応に感謝します。ありがとうございました。