第1学年 宿泊研修
宿泊研修は、旭大高でのより良いスタートを切ってもらいたいという願いを込め、高校生活を送るにあたってのガイダンス(不慣れなことがらへの案内・手引き)の役割があります。学習・生活・進路等について各担当の先生から説明を受けたり、校歌練習、レクリエーションやたくさんの中学校からの集まりということもあり生徒間の交流の時間も多くありました。
生徒たちは皆元気にしっかりと研修の意味を理解してくれたと思っています。なにより落ち着いた表情と明るい笑顔が多くて、今年もまた楽しみな新入生です。
私は、動物行動学者の日高敏隆さんの言葉を引用して「若い人は、皆何か意味のある仕事をして、立派な大人に育っていくように遺伝的にプログラムされているはずである。さもなくば、人間なんていう種が今まで生き残って来たはずはない。楽ばかりしてダメな大人になろうというプログラムは組み込まれていない」という話から、将来、信頼される大人として社会で活躍し必要とされる人間になるためには、高校時代の勉強や部活動や行事への取り組みが土台となって、その人なりが形作られる。「人はなぜ、学ぶのか?」という問い掛けには、自分を含めより多くの人の幸せを実現するため学ぶのであり、学びなしには自己の可能性すら見つけることは出来ないなど高校生として一歩踏み込んでモノを考える習慣について話をしました。
(2013.4.22)