平成24年度終業式、離任式にて
終業式に先立つ表彰式では、日ごろの努力により難度の高い資格を取得した生徒を褒めたたえる「大雪賞」「奨励賞」という本校独自の表彰を行いました。
今年の大雪賞では日商簿記検定2級取得者(高校生レベルでは最高難度)が昨年度の2名から今年度は6名に増え、受賞した生徒たちへ賞賛の拍手がありました。同時に奨励賞の漢字検定、英語検定の上級取得者も表彰しました。多くの生徒たちの励みになってくれるものと思っています。
また、校内読書感想文コンクールの表彰も行われ、最優秀には宮田充君の司馬遼太郎「竜馬がゆく」、優秀賞には渡邊真唯佳さんの鎌田 實「へこたれない」、優良賞には山田瑞希さんの「パティシエになるには」、矢吹翼君の「グッモーエビアン!」品川優葵さんの「ダルシマーを弾く少年」が表彰されました。どの感想文も作品をとおして自分が何をどのように感じたのかを自分の言葉で述べていました。これらの読書感想文の中で私が気に入ったところは“この本を読んで、この爽快感は一体何だ「読後感最高」と空にコブシを突き上げたくなる”と言う表現でした。読書のすばらしさを見事に言い表しています。
終業式では、4月から新たな学年になるにあたって、この春休み中に自分の目標を立てる1~2週間にすること。前向きで、がむしゃらに、ひたむきに、一生懸命をキーワードに一人一人が自らの目標や希望を考える時間にしてほしいという話をしました。
最後に、吉野先生、村上先生、事務職員稲辺さん、図書司書阿部さんの4人の教職員の離任式が行われました。なかでも、38年間本校の理科教諭として定年退職される吉野文晴先生のご挨拶では、優しくていねいな語り口で生徒たちへの励ましとお別れの言葉で先生の人柄がしのばれるものでした。生徒会執行部からの花束と校歌が流れる中、全校生徒の大きな拍手に送られ体育館を去っていきました。
4人の教職員の皆様方がご健康で、さらに充実したご活躍と大いなる発展を心より願っています。 (2013,3,28)