テーマ別活動(2年)2回目
11月21日(木)、2年生の未来総合「アイヌ文化・商品開発・まちづくり」のテーマ別活動の2回目が行われました。
「アイヌ文化」は、前回の復習(挨拶)Totekno e=an ruwe?(トーテクノ エアン ルウェ=お元気ですか)から始まり、Ru un(はい)・Pirka(いいよ)・Somo(いいえ)と生徒が川村さんへ答えてました。今回は「この・あの」など指し示す言葉と「~は…である」や疑問文・否定文・命令文といった日常表現の基本を学びました。Tan epuy pirka(タン エプイ ピリカ=この花は美しい).Tampe sunku ne ya?(タンペ スンク ネ ヤ=これはエゾ松ですか)など基本形を教わった後、生徒たちはお互いに名詞部分を変え会話練習をしました。最後は日本語をアイヌ語にする問題も解きました。簡単な日本語でもアイヌ語で表現すると結構難しかったです。興味ある方は次の問題を考えてみてください。
答えは次回12月10日以降のニュースに載せたいと思います。
1.この白い犬は大きい。(犬=seta 大きい=poro)
2.これはおいしいですか。(おいしい=kera an)
「商品開発」は、旭川大学短期大学部生活学科食物栄養専攻 柴山祐子教授による講座『野菜不足を解消しませんか?ー簡単においしく食べるコツを身につけましょうー』を受講しました。朝食の大切さ、ちょっとした工夫で野菜不足を解消できることを学びました。その後、旭大高ブランド商品の開発へ向けた話し合いを行いました。積極的にアイディアを出し合う姿が見られました。今後、どのようになっていくか楽しみです。
「ものづくり」は東鷹栖にある突哨山で立木を伐倒してきました。この山で里山部を運営されている清水省吾さんにご指導していただきました。1年前から私たちの木育活動にご協力いただいており、今日は生徒の木材作品製作に必要な木を提供してくださいました。まずはじめに生徒全員を木の前に集め、樹齢70年という白樺を選んだ説明の後、木の生命を自然から頂くことに感謝するアイヌにならった儀式を皆で行いました。清水さんの見事なチェンソー技術により、約800kgの白樺の大木は、見定めた方向に確実に安全に倒されました。生徒たちは「おぉー!すごい迫力!」。その後、生徒一人ひとりが必要な長さを伝え、その場で切り出してもらい、見た目以上にズシリと重い自分の木材を両手で運びながら帰ってきました。生徒たちはきっと、ホームセンターで買ってきた木よりももっと自然のことを考えながら作品製作に取り組んでくれることと確信しました。