高校生のための文化講演会 「日本語を楽しむ」
6月6日(金)、本校第1体育館において高校生のための文化講演会 「日本語を楽しむ」が開催されました。
講師は歌人・小説家・脚本家である東直子氏、短歌を通じて日本語の楽しみ方についてお話してくださいました。
短歌の世界には投稿することから入ったこと、短歌の読み方、捉え方、難しく考えすぎないことなど、ご自身の経験も踏まえながら、短歌創作はとても身近な文筆活動であることも伝えてくださいました。
また、頂戴したレジュメには演習問題もあり、聴衆全員が一斉に取りんで答え合わせをし、盛り上がりました。全問正解だった生徒も複数いて、楽しんだようです。
生徒たちは次のような感想(抜粋)を書いてくれました。
「自分の知っている歌があって違う意味だと思っていたけど、たくさんの思いが込められていることがわかり、聞けて良かった。今度は歌集を読んでみたい。」
「和歌から短歌になっていった歴史や歌詠みができないと恋愛ができないなどの話が新鮮だった」
「短歌と俳句の違いがわかって良かった」
「短歌にもいろいろな情景があったり、共感できるものもあって、聞き応えのある講演でした。」
「日本人なのに日本語の深い意味を知らなかったのだなと実感しました。自分の考え方が変わった講演でした。」
「短歌は国語の勉強の一部としか考えていなかったが、言葉のリズムや比喩の使い方に感動し、
言葉のきれいさや深く読みとることに興味を持った。」
「東さんの短歌の解説がわかりやすくて、その短歌の風景を思い浮かべることができた。
自分でも考えながら聞いていたらとても楽しい会になった。」
国語の授業とは少し異なる日本語の見方、捉え方が感じられたのではないでしょうか。
また、形式に縛られることなく、まずは楽しもうということを感じてもらえた講演だったのではないかと思います。