実りあるインターハイ【その1】
インターハイ報告が遅れ、申し訳ありません。
1月30日を皮切りに第61回全国高校スキー大会が山形蔵王で開催されました。初日の男女Fでは、ゆかりが2位に41秒差をつけての優勝、また潤が2位に50秒差の大差をつけての初優勝という、本校にとっても幸先の良いW初優勝を果たしました。また大会3日目となった女子5kmCLでも、ゆかりが2位に15秒差をつけ、シーズンを通して負け知らずの個人2冠に輝きました。1年生2冠という記録は19年前に本校部員であった大高友美が達成して以来の偉業となりました。続く4日目の男子15kmCLでは過去経験したことのない大雪の中でのレースとなりました。地元山形県も実に31年ぶりの大雪警報が鳴る中、序盤3位につけていた潤が後半からのの猛烈な追い上げをしましたがトップに34秒遅れの2位、鈴木も初戦は故郷での大会からか力みが感じられましたが、その反省を活かし、後半からの追い上げで8位入賞。最終日となった男子リレーでは、昨年からの2連覇のかかるレースとなりました。すべては1走内田が、うまく切り抜けてもらえれば勝算ありと想定していましたが、期待通りのトップから53秒遅れの10位で謙太郎へ。謙太郎はユース五輪帰国後に体調を崩し、うまく調整出来ないままのインターハイ入りとなった影響で個人戦は奮わなかったものの、終始トップを伺いつつ、落ち着いた展開で最後の登りでスパートをかけてトップで潤へ。ここへ来て心身共に快調な潤は、ニヤリと笑いながら出走。今日もいけるなと感じていましたがドンドン後続を引き離し、1分29秒差をつけて4走鈴木へ。後続の十日町がグングンと迫ってきましたが、昨年の逆転劇を制した鈴木は終始落ち着いた展開で、危なげなく昨年に続く2連覇達成のガッツポーズでゴール。2連覇達成は10年前に本校が達成して以来の記録となりました。
最終的には個人・団体合わせてタイトルが取れなかったのは男子CLのみと非常に部員達の成長と活躍が目覚ましかった思い出に残る大会にしてもらったことに対し、心より感謝したいと思います。またこの成果には常に陰となって支えてくれました保護者・学校関係者、その他多くの方々の支援や協力があってこそと深く御礼申し上げます。部員達は、そんな励ましや協力に対して結果で恩に報いようとしたことが、このような大きなパワーとなったのだと感じています。