延長線上にあるもの[その1]
更新が元旦以降となってしまい、申し訳ありません。
さて、1月6.7日に行われた札幌2連戦は世界Jr選手権(トルコ・エルズルム)の最終選考となっておりましたが、安定した結果を残したという理由により、石川謙・石川潤・田中の男子2名、女子1名が日本代表として選考されました。本校では過去に2名の代表が最高でしたが今回最多記録を更新してくれました。
その後、石川謙は7日に北海道を出発し、東京・NTCへ。8日結団式、9日成田発で第1回ユース五輪の地となるオーストリア・インスブルックへ。17日初戦となった10kmCLにおいて、見事銀メダルを獲得。多くの方々から祝福の電話やメールをいただき、心より感謝申し上げます。本人からのレース前日の連絡では『世界中の仲間も多く出来、健康に過ごせているので、明日は金メダルを目指し、頑張ります。』とのことでした。金まで11秒差でしたが、本人なりに落ち着いたレース展開と十分なパフォーマンス発揮が出来たとのことでした。次戦となった19日のスプリントFでは本人も自信があったようで決勝までは余裕を持って勝ち進みましたが決勝の序盤でロシア選手と接触し転倒するアクシデントが起こり、先頭集団に追い付くことが精一杯となったレースで6位。レース後、他国の多くのコーチや選手からあのアクシデントがなければ君の優勝だったよ!と言われたことが自信になったと言っていました。同じ年代での自分の位置が確認できたこと、そしてこれからの課題もしっかりとお土産として持ち帰ってきてくれました。
16~19日には北海道予選が名寄市で行われ、個人男子では両種目共に優勝は出来ませんでしたが、男子は2位石川潤・3位鈴木と安定した走りであり、またCLではここへ来てから急にきっかけを掴んだ内田が水を得た魚のように6位入賞し、初の全国キップを手にしました。女子の田中はCLでビブを着け忘れるアクシデントがあり40秒近くも遅れるリスクを抱えながらのレースとなりましたが危なげないレースで2冠達成。男子リレーでは石川謙が欠場となる大きなリスクを抱えてのレースとなることを想定内に置いてのメンバー構成。3走に山口県出身の藤本将を起用しましたが人生初となったリレーとなり、しかも2走鈴木が逆転しトップでタッチする展開で、ガチガチでのスタートとなっていました。
次へ続く