卒業式
3月1日に無事、畑中・小野が卒業式を終えました。長期遠征による関係でコメントが遅れましたことをお詫び申し上げます。
いつも感じることですが、3年間は早いですね。まだあどけなさの残る両名が、全国中学大会で入賞することができなかった悔しさを胸に入部してきました。先輩達の壁に1年次こそ主力メンバーになることはできませんでしたが、【何も咲かない寒い日は下へ下へと根を張らせ】の如く、着実に実力を蓄えていました。
2年生となり、3年生部員がいないため、彼女達が女子チームを牽引しなければならない状態。そこから自覚が芽生えたためか、急激な成長を遂げることに繋がりました。全道高校リレーでは、私自身小粒なチームと称しており、彼女達の年齢を上回る史上最高記録更新中である18連覇がかかるレース。私は、あまりプレッシャーをかけずに伸び伸びと結果を気にせずに挑戦させることが先決と感じ、『記録のことは気にせず、チャレンジ精神で行きなさい。』と指示をしておりましたが、【負けたくありません。】の一言。たくましさという成長を実感したのも、この時です。そして見事優勝、終わってみればメンバーがすべてラップタイムを叩き出す断トツの勝利での18連覇を飾ってくれました。そして全国高校では、個人Fで小野が7位入賞、CLで畑中が5位入賞という想定以上の活躍、そしてリレーでは、1走1年の松田が9位と出遅れるも2走畑中が6人抜きのラップタイムで3位に浮上、アンカー小野が1人抜きの準優勝という思ってもみない大活躍。マスコミ関係者からも小粒なチームと称していたのが、準優勝した要因は何ですか?と聞かれ、戸惑ったぐらいの活躍ぶりを演じてくれました。
3年次では全国でも通用するという自覚と目標が更に高くなり、2人ともに大活躍をしてくれたことは、既にブログでも紹介している通りです。本当に良く、3年間頑張ってくれました。中学時代に全国では歯が立たなかった2人でしたが、目標を見失わず、日々着実な努力を積み重ねていったことが、必ず結果に結びつくという【努力は決して裏切らないことを】証明をしてくれた2人でもありました。
【終わりがあれば、必ず始まりがあります。】小野は競技を離れ、幼い頃からの夢を追いかけて医療系の資格取得のために大学進学、畑中は更に上を目指すために伝統校である日大へ進学、両名ともに4月から本格的な始まりを迎えます。この3年間で培ってきた武器を基に更なる大活躍をしてくれることを願っています。
下の写真は、卒業証書と本校オリジナルの各賞があり、3年間を通じて頑張った生徒を讃える体育賞金賞(全国大会3位以内)に両名、皆勤賞(無遅刻・無欠席)に両名、優等賞(学習点平均80点以上)に畑中が受賞しました。部活動のみならず、2人ともに学校生活でも優秀でありました。そんな満面の喜びの一枚です。