山部佳苗 リオの表彰台で輝く銅メダル
連日のメダルラッシュに沸く柔道会場に最後に登場する女子78Kg超級の試合開始よりも、3時間近くも前か
ら学校で開いたパブリックビューイングに仕事や家事のあと駆け付ける同窓生や同級生、在校生が集まりだ
し山部選手の闘志あふれる試合を応援しようとその時を待っている。
日本の裏側に位置するリオとの時間差に夜中から早朝のテレビ放映にも拘らず大勢の人が集まって頂きま
した。
努力と苦難の末に勝ち取った戦いの場で最高のメダル獲得を願う中で2回戦、準々決勝と攻勢を掛け見事な
得意技で一本勝ちを決める。
同窓会藤沢幹事の「いいぞ!いいぞ!佳苗」のコールを連呼に盛り上がる準決勝でキューバの強豪選手と
の試合まで4時間位、間が空くが私の後ろでは柔道部OBの中尾君がまさに実況解説、ビデオで流れる試合
の模様を何度も見ながら余韻を楽しむ応援にも好調な出足に余裕が感じられた。
試合会場にて応援をしている村瀬柔道部顧問の姿もテレビに映り必勝を祈願した寄せ書きの日の丸国旗が
映るたび応援頼むぞと声がかかり旭川大学高校の文字も見えさらに盛り上がる。
朝4時いよいよ決勝戦を目指して試合が始まり更に応援にも力が入り「がんばれ」「負けるな」「行け攻めろ」
などの声が飛びかうも惜しくも僅差で決勝の山は登れず銅メダルをかけての戦いに向かう。
応援のボルテージは最高に達し山部さんの一挙手一投足と同じに身体が揺れて手足に力が入る、渾身の得
意技で優勢ポイントを獲得、残り30秒位から勝利に向けてのカウントダウンが長く感じられる、皆が待ち望ん
だ勝利の瞬間「よくやった!」「凄いぞ!」「銅メダルだ」の歓喜の声が上がって本当にバンザ~イであります。
たゆまぬ努力の成果と不屈の精神力と旭大高魂を持って世界の強豪選手と正々堂々と戦ってくれて感動と
素晴らしい敢闘精神を見せてくれた事にありがとうの感謝の言葉しか出てこない。
試合に向かう控えでの緊張の中にあっても堂々とした立ち振る舞い、畳の上で一本を取って安堵した顔、表
彰台で見せた悔しい思いの顔、勝って驕らず負けて腐らず武道の精神を朴訥とした初々しい姿で表現する微
笑ましい態度、カメラのフラッシュを浴びてメダルを見せてポーズをとる時に、はにかみながらの一瞬の笑顔
など、どのシーンも最高の山部佳苗でした。
おめでとう、ありがとう、お疲れさま。
長い同窓会の歴史の中にも燦然と輝く快挙に心からその瞬間を見聞できたことに感動を覚え皆さんと一体に
なり応援できたことを嬉しく思います。
またメダル獲得に親身にご指導いただいた薪谷コーチ本当にありがとうございました。
日本に戻り時間があれば凱旋報告など、来校して後輩たちに指導をしてくれるのを楽しみにしています。
素晴らしい応援の場を企画してくれた校長はじめ皆様に感謝です。
テレビなどで応援を頂いた同窓生、柔道関係者の皆さん他、
山部佳苗ファン、旭大高柔道部を応援下さる皆さんありがとうございました。